お疲れ様です、大悟店長です。
普段使うシャンプーやトリートメント。
あなたはどんな基準で選んでいますか?
- 値段
- 内容成分
- いつも使っているものだから
など、いろいろな判断基準があると思います。
特にカラーなどで髪の毛にダメージのある方は
- 洗う度にギシギシする
- シャンプー中に毛が引っ掛かって痛い
- 乾くとパサパサする
など、悩みのある方も多いのではないでしょうか。
こういうことをサロンで美容師に言われると
(なんか買わされるんじゃ…)
と、構えてしまう方も多いです。
「美容師がすすめるサロンのシャンプーって本当にいいの…?」
とか
「市販のシャンプーとインターネットとかに売ってるシャンプーとの違いが分からない…」
とか
サロン専売品といわれるものやネットで売られているシャンプーって、市販のシャンプーよりも値段が高い分、買うのに躊躇してしまう方も多いですよね。
じゃあ実際になにがどう違うのか?
について、お話していきます。
市販のシャンプーとの違いは界面活性剤の違い
『界面活性剤』って、美容師にはかなり馴染みのある言葉なんですが、一般の方にはあまり聞き覚えのない言葉かもしれません。
かいめんかっせいざい【界面活性剤 surface active agent】
気体,液体,固体の界面に存在して,その界面エネルギーを大きく変化させ,その結果,界面の物性に大きな変化をもたらす物質の総称。一般に濃度の低い溶液では溶質は単分子の状態で溶解するが,濃度が大きくなると,溶質分子は会合した状態となって存在することがある。高級脂肪酸セッケンの場合は,たとえばメチルアルコール,酢酸などと異なり,水に単分子的に溶解する量はきわめて少なく,ある溶存量以上ではミセルとよばれる分子が会合した状態をつくり,それとともに水溶液の表面に吸着,配位して溶液層よりも高濃度の吸着層を形成する。 引用 コトバンク
…分かりづらい(;一_一)
かなり簡単に説明すると、水と油のように通常は混ざり合わないもの同士を混ぜ合わせる物質が『界面活性剤』ということになります。
これがシャンプーやトリートメントには多く入っているわけです。
ということになるんですね。
界面活性剤の種類
界面活性剤の種類としては4種類に分類することができます。
- アニオン界面活性剤
- カチオン界面活性剤
- 両性界面活性剤
- 非イオン(ノニオン)界面活性剤
の4つです。
その中で主にシャンプーやトリートメントに使われる界面活性剤の種類として、二つに分かれます。
- アニオン界面活性剤
- カチオン界面活性剤
の2つです。
このうち、
アニオン界面活性剤=シャンプー
カチオン界面活性剤=トリートメント
となり、さらにそのなかでも細かく分類され、その種類によって特徴が変わります。
以下は『アニオン界面活性剤』が使われているシャンプーの分類です。
アニオン界面活性剤 | 分類 | 表示名称の例 | 洗浄力 | 泡立ち | 刺激の少なさ | 特徴 |
高級アルコール系 | ラウリル硫酸Na ラウレス硫酸Na | ◎ | ◎ | × | 安価な為、市販シャンプーによく使われる | |
アミノ酸系 | ココイルグルタミン酸TEA ラウロイルメチルアラニンNa ラウロイルサルコシンNa ココイルメチルタウリンNa | △~〇 | △~〇 | ◎ | サロン専売品に多く使われる | |
PPT系 | ココイル加水分解ケラチンK ココイル加水分解コラーゲンNa ラウロイル加水分解シルクNa | △~〇 | △~〇 | ◎ | タンパク質由来、刺激が少なく高価 | |
石鹸系(アルカリ、酸性) | (アルカリ)ヤシ油脂肪酸K | ◎ | ◎ | × | PH値が高く頭皮が刺激を受けやすい | |
(酸性)ラウレス-3酢酸Naラウレス-4カルボン酸Na | 〇 | 〇 | 〇 | 適度な洗浄力と泡立ち環境への負担が少ない | ||
a-オレフィン系 | オレフィン(C14~16)スルホン酸Na | ◎ | ◎ | △ | 洗浄力と泡立ちはあるが頭皮への負担もややある | |
スルホコハク酸系 | スルホコハク酸(C12~C14)パレス-2Na | 〇 | 〇 | △ | 頭皮などへの刺激がややある | |
アミドエーテル硫酸系 | PEG-3ヤシ油脂肪酸アミドMEA硫酸Na | 〇 | 〇 | 〇 | 適度な泡立ちと洗浄力があり、高級アルコール系よりは負担が少ない | |
両性界面活性剤 | ベタイン系 | コカミドプロピルベタイン ココアンホ酢酸Na | 〇 | 〇 | ◎ | 洗浄力があり目に対する刺激も少なく、ベビーシャンプー等に使われる |
と、このように色々と細かく分類され、その使うものによって効果や価格も変わってくるということになるんですね。
(ホントはもっといっぱいあるけど書ききれないし頭痛くなりそうなんで(^-^;))
髪の毛に良くないのは高級アルコール系
市販のシャンプー剤は全部ダメと言っているわけではなく、この高級アルコール系というものが髪の毛には良くない成分ということになります。
そしてこの高級アルコール系の界面活性剤は、安価なため配合されている市販のシャンプーがかなり多くあります。
シャンプーの裏の成分表を見たとき、水の次に
と書かれていればそれは高級アルコール系のシャンプー剤ということになり、髪の毛には良くない成分の入ったシャンプーと言えます。
(その他にもあるけどこの2つが一番多い成分)
カラーなどでダメージ毛になった髪の毛には
では、ダメージを受けた髪の毛にはどのタイプの界面活性剤が良いのか?
美容師として僕の答えは
- アミノ酸系
- PPT系
- ベタイン系
の3つです。
どれも刺激の少ないお肌にも優しいタイプのものですね。
ただ、共通して言えるのはどれも洗浄力と泡立ちが良くないものになります。
特に今まで高級アルコール系を使っていた方は、泡立ちが悪くて物足りない感があると思います。
そういった方は↓
【美容師が語る】自宅で出来るサロン並みに気持ち良いシャンプー!
という記事で『効率的な泡立たせ方』についても書いていますので、よかったら読んでみてください。
ロングの人ほどダメージを受けやすい
ヘアスタイルの種類は数々ありますが、やはり一番髪の毛にダメージを受けやすいのはロングスタイルです。
シャンプーの前にブラッシングをしたり、普段から流さないトリートメントをつけるなどしてケアは重要ですが、やっぱりシャンプー剤には気をつかった方がいいですね。
【Lustique ラスティーク】
- 主成分がココイル加水分解コラーゲン(その他アミノ酸系数種類配合)
- ヒアルロン酸、プラセンタ、フラーレンなど美容液成分多数配合
- 濃密コラーゲンとアミノ酸で髪を洗う『美容液シャンプー』という発想
- 大手美容メディアで1位獲得
お得な6大特典あり(初回50%OFFなど)
ラスティークについてはこちらの記事でも詳しく↓
美容液シャンプーLustique(ラスティーク)の効果を検証してみた
- @cosme第一位獲得
- 主成分にコカミドプロピルベタイン(その他アミノ酸系数種類配合)
- 植物由来成分96%以上配合
- 低刺激なので赤ちゃんにも安心
- 最高級使用満足度一位獲得
- 主成分にラウロイルメチルアラニンNa配合(その他アミノ酸系数種配合)
- ヒアルロン酸の2倍の保湿力を持つ『リピジュア』配合
- 11の香り
今ならWEB限定詰め替え用アイテム、定価の50%OFFなどの特典あり
まとめ
カラーをされる方の割合は年々増えていっています。
美容師目線で言わせて頂くと、カラーが一番髪の毛を傷ませます。
年々カラーをする方は増えていっているのに、トリートメントのような髪の毛に良いことをする人というのはなかなか増えていかない…
不思議なものです。
カラーやパーマなどをされている方であればやはりロングの方ほど傷みやすいというのは間違いないことなので、普段のケアのもうひと工夫ということで参考にしていただければと思います。
大悟店長でした(^^)/
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